茶花園の高木はほとんどが既存の樹木です。新たに植栽したのはアラカシ、ヤブツバキ等で、隣接する住宅地を遮蔽する目的で植栽しました。茶花園は松風園の中で最も山深い雰囲気の空間ですので、感覚的にも周囲の住宅の気配を消したかったからです。ここでは外露地よりもさらに山深いイメージにするために、基本の下草をリュウノヒゲとヤブランにしました。福岡の立花山などにいきますと林床でよく見かける山野草です。これらの下草をベースにガクアジサイ、ウツギ、ツバキ等の低木やヤブレガサ、キスゲ、ギボウシ、ホトトギス等の山野草をあしらっています。四季折々に可憐な花が楽しめる茶花園です。



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